中学生の頃、自分の歌声をラジカセに録音して初めて聞いた時。
「え~、この変な声は何!? スピーカーがおかしいの?」と驚いた経験がある。
リズム感もさることながら、初めて聞く自分の声色に愕然とした。
骨伝動で伝わる音声と外に伝わる音声がこんなに違うことを初めて知った瞬間。
自分が思い描くイメージが、他人には全く違ったもので伝わりイメージされている。
しかも、それがまぎれもない事実であることが恐ろしかった。
先日、ご自分のテニスの様子をビデオ撮りされた方が、同じようなコメントをされてた。
「私って10年近くも、あんな無様なフォームを皆さんにさらけ出していたんですね。非常に驚きました。もっとましなフォームだと思ってました。」
そうなんです。
自分のフォームが自分のイメージするフォームと違うのに愕然とするのです。
しかも不細工となると頭を抱えます。
人様の仰る事を信じない訳ではなくて、自分では従ってるつもりが従えてない事実。
人の身体はどんな精密機械よりも優秀だと言われるけども、イメージ通りの再現性は容易ではない事に失望と不満を感じる今日この頃。
今度、怖いもの見たさでカメラを持参し真実を見つめ直したいと思う。
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