実戦と言う名のレッスンとご褒美。

普段はスクールやサークルでテニスを楽しんでいる方が、漠然と捉えているのが試合に出る事。

それが目標であったり、他人事であったり。

 

コーチ指導の元、いつものメンバーで練習するスクール。

気心知れた仲間でワイワイと楽しむサークル。

そこには試合がなくても、十分に楽しめるのもテニスの醍醐味。

 

でも、見方を変えれば幼いことろの習い事には、必ず試験や試合で自己レベルチェックがありました。それが技量確認だったり、次のステップに進む起点だったりとモチベーションを維持する役割を担っていたと思う。

 

先日、知人が初めて草トーナメントに参戦。

たぶんスクールキャリア3年ほどの週一テニス愛好家の彼女。

一時期はモチベーションが保てずに休会も経験したが、明確な目的を持った仲間達に後押しされて再びテニスを再開。

 

そして再開から1年、新しいステージにジャンプアップです。

実戦と言う名のレッスン。

技量以外に、度量も鍛えられます。

そして新たな仲間も増えます。

 

健闘虚しく敗戦した彼女曰く

「基本のストローク、そしてロブやボレーの大切さを感じました。

簡単には勝てないけど、きちんと打つことが出来れば勝てる可能性はある。

次の試合に向けて練習を頑張ります。」

 

自己レベルをチェックして、新たな目標を見定めた様子。

 

そういう私は、昨年の春、初めて試合に参戦した時は、0-6で完敗。

でも、悔しさよりも、試合に滞りなくやり終えたことに安堵と充実感。

ボロ負けしたのにも関わらず勝者の様に笑顔で「お疲れ様」と互いの健闘を称えあった私。

 

彼女も、試合に出続ければ、きっと訪れるでしょう。

勝利のご褒美が。

 

※なんかルポライター風気取りで、すみません。