時は経験なり。

もう12月。

歳をとると時間の経つのが、とても早く感じられる。

 

一日は一瞬で、一週間はあっという間。

気付いたら一年。

 

何かの書物で感じた知識だけど

幼少から成人するまで、毎日が初体験の連続で感動や困惑な濃厚な日々を身体と頭が疲れ切るほど過ごす。

しかし、大人になるにつれて、日々起きる出来事が少しずつ経験済みとなり順応していく。

 

日々の生活に慣れてくると、一日のリズム(パターン)が身体に馴染んでくる。

また思春期を遠く過ぎた我々にとっては、心の感動の数も少なくなってくる。

毎日が発見だった小学生時代、一年に数えるほどとなってしまった成熟時代。

※ましてや、その数少ない感動を忘れる始末。

 

この現象は、まさにテニスにも当てはまるかも。

 

初めてテニスラケットを握った頃は、聞くもの見るものすべてが初めてで興味津々。

素振りの練習にも熱心に取り組み、ルール説明にも注意深く。たかだか一時間あまりのレッスンも、充実した疲労感。

 

レッスンでコーチとラリーをするだけにも、ワクワク無我夢中。

ゲーム形式では、人前で観られているという事でドキドキ一喜一憂。

ましてや、試合なんかは興味はあれど恐怖心でムリムリ拒否反応。

・・・・、日々挫折と感動。

 

 

 

 

あとどれくらい時間を過ごしたらテニスでも「大人」になれるのか。

 

・あらゆる軌道で飛んでくるボールを落ち着き無難に打ち返す私

・基本的な戦略パターンを理解して無難に駆け引きを試みる私

・対戦相手から「そこそこやるな」と、無難な評価を得る私

・コート上での結果を全て客観的に無難に受け入れる私

 

時を過ぎて、無難に憧れるお年頃。