67歳と淡路島の若者。

先日、とある草トーナメント大会での出来事。

 

草トーナメントには、思い思いにテニスを楽しんでおられる老若男女が集います。

学生のちょっとした腕試しから、社会人の運動会的なノリ、競う喜びにはまり込んだ等々。

また、草トーナメントは、試合だけでなく集まる人々を眺めているだけでも、結構楽しめる要素満点。そして、大会に2~3回参加すると顔なじみもでき再会する喜びも乗じてきます。

 

今回は、私が密かに注目していた対戦カードがありました。

テニスを40歳から始めたという「67歳のオヤジ」と、淡路島からやって来る「30歳前後の若者」の、とてもミスマッチのような対戦です。

 

過去に一度、この二人の対戦を観戦しました。

 

「67歳のオヤジ」は、強打はないものの、とにかくカット気味のスイングで繋ぐシコラータイプ。また口も達者で、対戦相手にも誘導作戦如く話しかけます。また大きな独り言も巧みに織り交ぜてきます。

時には、コート内に両膝両手をついてふさぎ込むこともあり、見てる方は「大丈夫か!?」と驚くこともしばしば。まさに劇場型スタイル。

 

しかし、人柄はとても憎めないオヤジなんです。

ここに対戦相手はまんまと嵌められてしまいます(笑)

 

「詐欺師」です。

私は67歳のオヤジを愛着を込めて呼んでます。

 

 

つづく。