普段は絶対に打たないであろう位置からのサーブ練習。
試合や練習会を主催する者にとっての宿命は、開始1時間前には必ずコートに到着し準備する事。
雨が降った日も、もしもの場合に備えて、コート上から雨天中止のご案内。
雨で中止を宣言した後のコート上に一人たたずむ虚しさと寂しさ・・・、いやいやめげません。
半面開放屋内コートに降り注がれる雨の中、ひとり優雅にサーブ練習で汗を流します。
若干人恋しいけど。
同じようなレベルの相手に勝てない。
サーブが入るようになってきても一向にサービスキープが容易に出来ない。
攻め方を工夫しても一向に勝ちパターンが見えてこない。
「勝てない相手ではないのに・・・」
「打ち勝っているのに・・・」
「サーブも結構決まってたのに・・・」
ここは慎重にと思ったところから崩れてくる。
きっと、試合中の心の動揺や迷いを自分でコントロール出来ていないのよね。
「求む! 私のサーシャ」
「お〜、お久しぶりです!テニスやってたの⁉︎」
試合会場で久し振りにお会いした女性とのご挨拶。
体力も落ちてきて、ちょっとテニスから遠のいていたとか。
普段当たり前のようにテニスコートで顔を合わせるお馴染みさんも、テニスを辞めてしまうと、全くの音信不通になる現実の儚さ。
最悪、もしも顔馴染みさんがお亡くなりになっても知る由もなく、風の噂で聞いても心の中で手を合わせるのが関の山なのかも。
そんな会話をやり取りし、ならば、体力が許す限りテニスを楽しみましょうと互いを激励。
同じ時代を生きる男女老いも若きもが、テニスを通じて時間を共有出来る事に感謝です。